ミンミン

わたしは、ダニエル・ブレイクのミンミンのレビュー・感想・評価

4.1
 心に響く作品だ。他人事ではない。

 本当に困っている人に届かない社会保障制度。お役所仕事は万国共通なのか。日本でも有り得る。当たり前に税金は払っているのに、天引きされているのに、いざ必要な時には複雑、かつ融通が効かないふざけた制度。日本の社会も同じ。全く。

  子供がいるから働きたい。子供のためにも働いて最低限の生活は必要。同じ母であって、痛いほどわかるから、苦しかった。娘がベッドに来て、学校でいじめられたと告白、、、苦しい。貧困が負のスパイラルを招き、抜け出せなくなる。でも、ダニエルもまた貧困だったけど、それでもシングルマザーのケイティを助ける姿は、はっとする。そこに愛情がある。当たり前に助けたいっていう思い。貧困でも、心まで持っていかれたくない。
  
  最後残念な終わりだったけど、言いたいことは伝わった。そう、私はダニエル ブレイク。市民の一人。税金も納めてきた。市民のための税金なのに、社会おかしいよ。困っている人がいれば助ける。それができない社会。

  今の日本もそうだけど、おかしいよ。。。

  なんか夜中にすごい映画を観てしまった。
  
ミンミン

ミンミン