イギリスでは1980年代のサッチャー政権以降、ずっと福祉をカットしてきた。
「競争に勝った者が多くを得るのは当たり前で、福祉で人は努力をしなくなる」という考えから。
それは、『新自由主義』という考えで、実行した主な政治家は、レーガン氏、サッチャー氏、中曽根康弘氏、小泉純一郎氏など。
主人公、ダニエルの映画の中での主張。
「私はきちんと税金を払ってきた。
支払った税金に見合った給付を受ける資格が私にはある。」
「法律で認められた当たり前の権利、そしてリスペクトを要求している。」
イギリスでは、これが事実だとしたら、かなり大変な状況。
日本も同じようになっていくと思われる。
資本主義社会の中で、合理性を追い求めるあまり、心の豊かさを失くしてしまいがちな今日。
この映画の中では、ダニエルの友人となる人達は、貧乏ながらも人を助ける精神を持っており、微笑ましい。
『人生は変えられる。隣の誰かを助けるだけで。』
この映画が世界中に広がって、いい世の中になっていくといいな〜♪