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ローサは密告されたのcinemarのネタバレレビュー・内容・結末

ローサは密告された(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ブランカとギター弾きとはまた別の角度でスラム街の貧しさを映し出す。

スーパーの店員の手元のショットから始まり、釣り銭切れを機に、お金によって行動させられることを宿命づけられたローサの一夜が動きだす。

ときおり、ローアングルになり、無我夢中に歩き回り、泥がかかる兄弟の足下が印象的だった。

腹が鳴ってはとばかりに肉団子をほうばるローサに対し、堅実に働き、屋台を閉める家庭の一場面から、何故私があちら側では無いのだろうか、そんなことを考えるのだろうか。
それでも、こうやって生きるしかなかったんだろうか。
選択の自由なんて考える間もなく、選択しなければ、生きることはできない世界なんですかね。
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