ローサは密告されたの作品情報・感想・評価・動画配信

「ローサは密告された」に投稿された感想・評価

次郎T

次郎Tの感想・評価

3.0
全編、手持ちカメラで爺にはつらい。 麻薬と汚職警察の話なんだけど、ちーとも反発も抗議もしないで流されるままなんだ。フィリピンってそんな状態まで行ってしまってるのか?だから、強権のドゥテルテなんかが大統領なのかね。
貧民街路地のゴチャゴチャ感・生命力ありあり感なんては魅力的なんだが。

フィリピンに住んでいた頃、
住人の留守中に警備員が鍵を使って堂々と
盗みを働いていたのを知っているので、
警察が腐っているのもやっぱりなって感じ。

街並みとか人のごちゃごちゃ感とか、
懐かしさを感じる反面、「フィリピン」を
思い出す映画だった。
ちくわ

ちくわの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

フィリピン恐ろしいよー:(;゙゚'ω゚'):
捕まったら最後じゃんw
フィリピンの警察はあんな汚職警官ばっかりなの〜?
すげい悪い奴が権力持ってるってとんでもなくヤバイんだけどw
スラム街だから都心部とはまた少し状況も違うのだろうけど。

携帯売り払うのでも少し儲けようとし、それがダメなら小銭を恵んでもらい、その小銭で腹ごしらえ。
借金まみれで先が見えない状況でもこれらが出来るたくましさ。
悔し涙を流していたけど、この人はやっていける、と確信させるものを持っているw
父ちゃんも警察でご飯たべてたもんなぁ。

まるでノンフィクションのような撮り方だから淡々としてしまってるので、もう少しエンタメ性があったらもっとすごい映画になった気がする。
ロビン

ロビンの感想・評価

3.5
フィリピン映画。
手持ちカメラのドキュメンタリーさながらのリアリティさが凄い。
長回しの撮影もリアリティを高めている。

同国における麻薬の日常的蔓延や、警察の腐敗と退廃の実情を痛切に浮き彫りにした作品。
なのでデフォルメしたのではなくこれが日常だと言うことに愕然とする。
主人公は日用雑貨や食品を販売する店舗で商売しているが、麻薬も秘密裏に実際売っていたので警察に連行されたのはある意味“自業自得”ではあるけれど、そのひと言で切り捨てるにはあまりに腐敗した社会。
そして腐敗しきった警察は高額な保釈金を要求し私服を肥やしている。
この現実を説教臭くなく、不条理劇のように描写している。

劇中における「アイス」とは、スラム街の住人たちの間で交わされる覚醒剤の隠語のことらしい。。

荒い画質だけど、夜の雑多な狭い通りに人があふれ、雨が降りしきるシーンはちょっぴり「ブレードランナー」のよう。。。

ローサが団子食う姿が切ない絶妙のラストシーンで、余韻に浸れる作品。
BoltsFreak

BoltsFreakの感想・評価

3.2
What the fxxx is going on in Philippines??
That's totally unbelievable...
売人から押収したドラッグや金をその場で私物化したり、堂々と賄賂を要求するあたりはフィリピン警察もMexico警察並みに腐敗してるぞ!
しかもその賄賂金集めに家財道具を同じ警察仲間に売るとか全くもって今がわからん!
恐ろしい国だ🇵🇭
マヒロ

マヒロの感想・評価

4.0
マニラの下町で雑貨屋を営むローサとネストールの夫婦は、生計を立てるため店で「アイス」と呼ばれるドラッグを少量売り捌いていたが、誰かに密告され警察に逮捕されてしまう。ローサ達を捕らえた警察は司法取引を持ちかけてくるが、徐々に要求がエスカレートしていき……というお話。

そもそもドラッグを密売しているのもどうなんだという気もするが、警察の腐敗っぷりも度を越しており、当たり前のように押収物を横領するわ法外な保釈金を要求するわと当たり前のように汚職を繰り返すので、見ているうちにすっかり密売どうこうという話は忘れてしまった。フィリピンの警察が実際こうなのかはわからないが、司法もへったくれもないという感じで恐ろしすぎる。

もっとバイオレンスだったり鬱屈とした展開になっていくのではないかとヒヤヒヤしていたんだけど、後半は両親の保釈金を稼ぐために街を走り回る子供達の描写に移っていき、それぞれが様々なやり方で泥臭くお金を手に入れようと奔走する姿が素直に感動的だった。東南アジアの雑多な街並みとそこにひしめく人々の熱量がすさまじく、映画全体の熱量も底上げされているかのような印象。

時に権力に目をつけられながらも、生き抜くためには手段を選ばないスラムで暮らす人々のタフさを描くと共に、ドラッグの流通に手を出さないといけないというフィリピンの世情の世知辛さも糾弾するような内容で見応えのある一作だった。

(2021.68)
ドキュメンタリータッチでフィリピンのスラムを舞台にした衝撃作。
第69回カンヌ国際映画祭で、主演女優賞を受賞していますが、それも納得。スラムで生きるお母さんにしか見えなかったから。
格差の連鎖、貧困の連鎖、搾取の連鎖。
どうしたらこれらを止めることができるのか、途方に暮れてしまう。
犯罪や汚職が日常になるとどんなに怖いか。それを突き付けられた気がした。
ほんの数年前まではどこか対岸の火事のように捉えていたかもしれないけど、昨今の様々な不正や不祥事、不手際(無能さ?)があぶり出される中で、全く他人事と思えなくなった現状が一番怖いのかもしれない。

公式サイトにはフィリピン情勢の詳細が掲載されていて読み応えがあります。https://www.bitters.co.jp/rosa/
カメラがリアルで素晴らしいセンス。ドラッグの蔓延と警察の腐敗が想像以上で、ドゥテルテ大統領が過激に取締るのも納得。切ないまでの家族の絆の強さは、パラサイトを彷彿とさせた。
ねこ

ねこの感想・評価

3.6
実録!という感じ

あの町の住人は「生きている」と言うより「生き抜いている」人たちだ

生まれた瞬間から彼らの頭上には灰色の雲が立ち込めていて、真の青空を見つけられるのはほんのひと握りなのかもしれない
つくづく人間に公平など無いと痛感

警察という組織が正義を正しく行わない恐怖

国レベルで明るい未来など思いつかないよ
みゆ

みゆの感想・評価

4.8
2021.04.30(108)
Amazonプライムビデオ・字幕


プライム会員特典から外れてしまうのをギリギリ駆け込み鑑賞。いやー見て良かった。これはお金出してレンタルしても十分満足できると思う。

フィリピンのマニラで小さな商店を営むローサ夫婦。子どもは4人。

ローサ夫妻はほんのちょっぴり覚醒剤の売人もしている。ほんのちょっぴりだから、生活は楽ではないが、店舗兼自宅があり、家族6人仲良く屋根の下で寝られるくらいには潤っている。

マニラの警察はタチが悪くて、ローサのような小さな売人を捕まえては、保釈金をせびり、自分たちのポケットに入れている。警察と言っても「警察署の表」ではなく、細い路地の裏側の世界で、表のきちんとした警察官たちとは、また違う存在だ。

そんな環境の中、逞しく保釈金集めに奔走するローサファミリー。

悪徳警察には反吐が出るが、ローサたちの逞しさが、私には眩しく思えた。
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