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ラビング 愛という名前のふたりのzoeのレビュー・感想・評価

3.7
ラストで思わず泣いた。決して忘れてはいけない私たち人間の過去、そして歴史。

ちょっと考えれば分かることなのに、この映画に出会うまで異人種間の結婚が法律で禁止されていた時代があったことを知らなかった。

結婚したいなら自分たちが育った、大切な家族のいる場所には25年間戻ることができない、なんてあまりにもひどい。

ミルドレッドとリチャードの2人が闘ってくれたおかげで、愛する人同士が人種に囚われず結婚して好きな場所で一緒に暮らし、家族になることができる今があるということを忘れないでいたい。

結婚は愛する人との愛を誓い、認められるということ。2人の間に確かな愛があるんだから、人種も性別もセクシュアリティも関係ない。

今現在、愛する人と結婚して家族になることを法的に認められるよう闘っている人たちに一日でも早く安心できる日が来ることを願って。
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