Maaar

ラビング 愛という名前のふたりのMaaarのレビュー・感想・評価

3.4
ラビング夫妻が望んだのは“愛する家族と生まれ育った故郷で平穏に暮らす”ただこれだけのこと。しかし肌の色が違う2人にはこれが罪になったのです。
異人種間結婚の禁止という不条理がつい50年前までまかり通っていた。愛する人と一緒にいるために10年間も裁判で戦った夫婦の実話です。

差別や裁判シーンはほぼ描かず、盛上がりもなくただ静かに物語が進む。
最高裁で勝訴した時も大喜びなどせずに静かに涙を浮かべる。言葉も少ないし感情を爆発させるようなこともないけれど2人の苦しみや希望、喜びが物凄く伝わってきた。
妻を心から愛し絶対に守るという強さ、最高裁前に弁護士からの問いへの返答にジーンとしました。
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