つぐみ

ラビング 愛という名前のふたりのつぐみのレビュー・感想・評価

4.2
良かった…これが都内でさえ一箇所しかやってないなんて勿体無いなあ。
でも史実を正しく描くというのと、多少歪でも娯楽性を追求するのはまた別だから、これだとあまり集客は期待できないということなのか。

実話ものには辛くなりがちだけど、顛末を全く知らなかったのもあって、ずっとハラハラしてたしお腹痛かった。
結構辛いシーンが多い、というか逆境に置かれる人達が主人公だから辛くないわけはない。
でもジェフ・ニコルズは静かに丁寧に人の抑揚を追っていて、派手さはなくても心を揺さぶられます。
ニコルズお抱え俳優マイケル・シャノンもほんといい。

ジョエル・エドガートンはキンキーブーツとギャツビーの坊ちゃんイメージが強かったんだけど、寡黙で不器用で保守的な男がすごくハマってた。
ルース・ネッガもオスカーノミネートは納得で、すごく素敵な女優さんなんだなあと初見ながらも見入ってしまいました。衣装が可愛かったー
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