ツノメドリユージーン

ラビング 愛という名前のふたりのツノメドリユージーンのレビュー・感想・評価

4.2
ラビング夫妻が、ただ愛し合っていて、故郷が好きで普通に家族や仲間と暮らしたいだけなのに、法律で禁じられ、ワシントンで暮らさなければならなくなるという何という理不尽さ。
社会派ドラマに仕立てることもできた映画だと思うけれど、普遍的なラブストーリー・愛し合う二人の物語にしたことで、より吸引力のある映画になったと思う。主演二人(ジョエル・エドガートン ルース・ネッガ)の演技が素晴らしいです。実際にラビング夫妻の娘が両親がけんかする姿は見たことがないと言っているそうですが、本当に仲がいい雰囲気を醸し出していて、くさいセリフがなくてもお互いの視線にLOVEが宿っている。