WillowMarrais

シエラネバダのWillowMarraisのレビュー・感想・評価

シエラネバダ(2016年製作の映画)
4.6
『荘園の貴族』よりも増して
ポストモダン文学っぽい。
発話者が多いのもあるが、基本的に一つの家の平面図から抜け出さないカメラのせいもある。あと、陰謀論とか政治とか会話の内容がコンテクスト的。
厳格そうな葬儀を執り行うにつれて
宗教そのものがフィクションであるかのように反転する価値観が振る舞いを見せていくのが素晴らしかった。

でも結局は目の前の人生の選択について
ウダウダ言ってるのを見ると
この『シエラネバダ』が含む問題はすごく近くにあるんだなと思った。
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