ヘラルドスクエア

シエラネバダのヘラルドスクエアのレビュー・感想・評価

シエラネバダ(2016年製作の映画)
4.1
映画にしかできない表現方法を駆使して
最高級の仕上がり。
すべてにおいて神がかっている作品です。

ほぼワンシチュエーション。
親族一同の法事での集まり、食事会を始めるまでの紆余曲折が描かれています。
たわいも無い日常が、個々にとっては深刻であることが重層的に語られます。
生きるのって大変…、そんなことを素直に思います。
いっぱいいっぱいな自分の、滑稽な姿を客観視できた時に込み上げてくる笑いが、生きる原動力になるのでしょう。