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オリ・マキの人生で最も幸せな日のsasaのレビュー・感想・評価

3.7
オリ・マキの日常、プレッシャー、そしてライヤの存在。
彼の物語であることは言うまでもないが、画面に大きく映ることのないライヤの、ときには自らすすんで退場することによって強調される気遣いが端々にみられ、物語として描かれない部分でオリ・マキを支えているのだろうと感じられる。

ハエを食べようと口を開けている少年や、風呂場で騒ぐ男たちなど、オリ・マキの日常を彩っているであろう人びとの描かれ方がとても等身大で、親しみを覚える映画。
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