オリ・マキの人生で最も幸せな日の作品情報・感想・評価

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オリ・マキの人生で最も幸せな日2016年製作の映画)

Hymyilevä mies/The Happiest Day in the Life of Olli Mäki

上映日:2020年01月17日

製作国:

上映時間:92分

あらすじ

「オリ・マキの人生で最も幸せな日」に投稿された感想・評価

miyagi

miyagiの感想・評価

3.2
ヒロインがまぁやんちゃ坊主みたいな子で、ぐう可愛い。池に飛び込んで口からピュッって水を吐く仕草ったら。
性格美人の手本みたいな子であがらざるをえない。
ボクシング映画ではあるのだけど、あくまでボクシングは味付け程度。
どこまでも弱い主人公と控えめなヒロイン。
でも、わざとらしくなくフラットなトーンでの人物の演出の仕方は好感が持てた。
そりゃガキじゃねぇんだから嫌なこともやらなきゃいけないし、ましてやプロだったら自分の置かれてる立場に対する責任ってもんがあるんだから、さすがに主人公の描かれ方が弱々しすぎるのではなかろうか。
ボクシングは添え物と理解しつつも、物語全体を彼が試合で見せるような弱々しいパンチと似た印象を受けてしまった。
自分の気持ちも演出同様フラットなままだった。
「どついたるねん」のような減量シーン、まさかのイチモツ映画。


2020劇場鑑賞7本目
kyoko

kyokoの感想・評価

3.6
フィンランドにオリ・マキというボクシング世界チャンピオンがいたことも、1962年ヘルシンキで世界タイトル戦が行われていたことも、まったくもって知らなかったのだけど、オリマキが対戦した相手デビー・ムーアのことは「ハンズ・オブ・ストーン」で知っていた。

フライヤーのコピーには、

実在のボクサーの人間味溢れるエピソードに基づく、世界が愛したハートウォーミングラブストーリー!

ってあるのだけど、これにはちょっと首を傾げてしまう。
モノクロの味わい深さはあるけど、ハートウォーミングかしら……?

階級をむりやり変えられて、スポンサーやマスコミの前では猿まわしの猿のごとくポーズを取らされ、あげくドキュメンタリー映画のカメラがずかずかと入り込む。集中できる場所などどこにもないオリ・マキ。
片やこの一大イベントに家庭が崩壊しようともなりふり構わず奔走しているのに、とんでもないタイミングで「ボク彼女に恋しちゃった」とオリマキに打ち明けられたトレーナー(兼プロモーター?)エリス。
どちらも、男ってバカだなあ的な可愛げやおかしみよりも自分本位な印象が勝ってしまう。そのせいかラストもハッピーな気持ちになれなかった。

実を言うと、私ははじめからオリマキと彼女は恋人同士なんだと思い込んでいたため、「恋しちゃった宣言」にだいぶ混乱してしまった。あれ?そういえばなんで彼女はヘルシンキに同行してるんだっけ???


エリス役のエーロ・ミロノフは「ボーダー 二つの世界」のヴォーレを演じた人だった!
全く気づかなかった、ていうか気づけるわけがない。
pherim

pherimの感想・評価

3.7
フィンランドで国中の期待を背負い世界タイトル戦のリングへ立つボクサーの、すこし風変わりな道行き。あしたのジョーの苦渋はなくロッキー調の克服もない、スポ根物の北欧的アンニュイな換骨奪胎ぶりが良い。16mmモノクロームの柔らか空気感を新作で味わう妙趣。
moe

moeの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

はじめはオリの周りで嫌なことが次々と起きて、ほんとに無慈悲なほど次々!それが痛々しくて見てられなくって最悪だった。

そんな最悪な環境の中、感情を爆発させるでもなくただただ淡白、むしろ鈍感?なオリが余計痛々しい。
けど最後の試合の呆気なさと再び巡る日常に大いに救われる。やっぱり好きな男がどんなだって、たとえ世界チャンピオンじゃなくたって好きが変わるわけはないんだよね。

トークショーでは違った目線での感想も聞けてよかった!
ノルダ

ノルダの感想・評価

3.3
場面のひとつひとつの見せ方はなんか芸術的なものが多くていいと思うんだけど、他は全部つまらんと思った。
ヒルズ

ヒルズの感想・評価

4.1
ボクシング映画の記号を一からひっくり返し、ボクサーの物語という一見激しそうな題材でありながらどこまでも抑制された作りになっていた。富裕層、スポンサー、プロモーターに期待を寄せられる煌びやかな世界と、お風呂場、夜道、湖に自己を見出していく世界との往復。そこに強烈なパンチが弾けるショットがあったとしても、次のショットに移行した時には殆ど何も残らない。金持ちに良いように使い回されるボクサーないしはスポーツ選手の過酷な現実に自覚的でなければ、あのようなデクパージュが確立することは無かっただろう。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.0
オリ・マキ大丈夫か?
と、最後まで思ってたことを
よく覚えてる…
16ミリモノクロフィルムで撮った印影の深い映像は印象的だった。
公式サイト見たら「笑って泣いて心に染み入るハートウォーミングストーリー」と書いてあったけど、むむむ…
そっかもしかして東京オリンピックあるから、
配給会社担当の人のオリンピック出場選手に余計なプレッシャーかけるなよってメッセージ?

本作は2016年の第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で最高賞受賞。

で、この時の他の受賞は、
・審査員賞
『淵に立つ』深田晃司監督
・監督賞
『始まりへの旅(キャプテン・ファンタスティック)』マット・ロス監督
・脚本賞
デルフィーヌ・クラン/ミュリエル・クラン『ザ・ストップオーバー(Voir du pays)』デルフィーヌ・クラン、ミュリエル・クラン共同監督
・ある視点特別賞
『レッドタートル ある島の物語』マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督 

3年前だけどなんかこのラインナップもうだいぶ前な感じがする…
配給会社のブロードウェイはフィンランド映画『隣の影』も配給してるからフィンランド映画好きな人がいるのかな。
(でも正直公開するならもっと早い方が良かったのでないかと思う…)
[青年の微笑ましい奮闘記] 70点

2年前のカンヌ映画祭で"ある視点"部門作品賞を受賞し東京国際映画祭で上映されたフィンランド映画。デジタル配給権をMUBIが取得したことでも話題になった…のか?

物語としてはボクサーのオリ・マキが重要な試合の前に彼女のことが気になって仕方がない姿を映し出すロマンスものをベースに、周りの期待に応えるべく奮闘する青年が自らの幸せを掴む成長譚。文字にまとめてしまえばいい話に見えてくるが、これだけの90分は長いし、テンポも相まって間延びしていた感じが否めない。勿論スローテンポだからこそ光る演出もあったが、あまり心に響くものはなかった。故に寝た。

取り敢えずボール投げて水着の姉ちゃんを水に落とすアトラクションなんなのか教えて。

このレビューはネタバレを含みます

字幕で視聴。EUfilmdaysにて。
モノクロの雰囲気が素敵で、昔ながらの、手撮りビデオのような親しみやすさが感じられた作品やった!
ただストーリーが〜…!個人的には…あまり…。なんとなく不完全燃焼だったかもしれない…!ボクサーとして減量するのに精一杯で、集中しなきゃダメな時に彼女のことを気にしてしまったオリ・マキは、結局最後の試合で即ノックアウトされて負けてまうから、なんか…あんまり魅力的に思えなかったかも。負けた後も淡々と写真撮ってて、コーチとの感動もなく、ラストは彼女と結ばれる…途中期待されすぎたりしてるのはきつそうやなって思ったけど、ボクシングは結局どうでもよかった風に見えてしまったよ…。コーチとの関係もそこまで改善してなかった気がしたし!(笑)(せめて最終ラウンドまで行ってたらドラマ的に好きやったかも)
でもそういうところも含めてリアルというか、人間ドラマとしてこれがありのままの姿なのかもなって思った!マキにとって最後のボクシングの試合は、「アメリカのチャンピオンに勝つこと」じゃなくて「減量をクリアすること」が目標になってしまってた気がした。だから結局負けて、「人生で一番幸せな日」が彼女と結ばれた日になる、というのは当然のようで本当の彼の幸せだったのかなと思う。何かを選択して、自分にとって幸せになるように生きるのが人なんだよなぁ…と感じさせられました。
好きなシーンは、減量でサウナに入るところと、湖か森か!?みたいなとこに行くところ!(笑)流石フィンランド!という空気感に溢れてたw(あと全然関係ないけど、トレーニングの時、ボクサーたちがシャワー?水遊び?みたいなシーンで普通に男性器映りまくっててびびった…(^_^;)流石フィンランド?w)
あとラストシーン前、マキと彼女が道を歩いてる時、すれ違った老夫婦を見て「自分たちもあんな風になれるかな」と言ってた場面、実は背中だけ映ってたその老夫婦がほんまのオリ・マキとその彼女やった!!というのを知って、素直に感動した!!素敵な演出やな〜と思った…!ほんまにずっと仲良しで、幸せな夫婦になったんやなぁ…!!
ヘタ◯アのおかげで、フィンランド語がちょこちょこ分かったのが見てて嬉しい楽しい映画でした(笑)
ボクサー映画なのに男気溢れる作品ではなく、とても繊細で愛おしい作品。

16ミリのモノクロ映像がノスタルジックな感じで心地よくてニヤニヤしてしまった。
主人公のオリマキの試合に対するプレッシャーと、それとは別に恋する相手に一途な気持ちの描かれ方がとても丁寧で温かくて、途中から自分はオリマキの祖母になった感じで「私の愛しい孫よ……ばあちゃんは見守ってるから頑張りなさい……」って見守ってしまったよ。

過酷な減量やスパーリング映像が出てきたかと思うと、好きな人との凧揚げや自転車2人乗りなどのにこやかなシーンが登場して私の心臓はときめきでギャン泣き。
ラストの水切りシーンなんて……もう!!!!
モノクロ映画なのにキラキラしていた愛しい青春ボクサー映画で最高すぎた。





#ネタバレ
#ネタバレ
#ネタバレ
#ネタバレ
#ネタバレ






結局、オリマキは試合には負けてしまうんだけど、この作品のタイトルが「人生で最も幸せな日」ってのが…………!!!!
ずるい……!!!にくい…………!!!!
なんて愛に溢れる素敵なタイトルなんだ!!!!
エンドロールでタイトルを思い出して拳あげてガッツポーズしたくなっちゃったもん。
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