鬼才アルベルト・セラが「太陽王」ルイ14世が死ぬまでの数週間を描いた作品。
ランティモスみたいな奇妙な感じを想像してたけど、どちらかというと露悪的な作品だった。
ビスケットを食べるのを皆でみて「お見事！」と拍手したり、魔術のような霊薬とやらを飲ませる偽医師とか笑っちゃうところもあった。
しかしそれ以上に強烈なのは左足の壊死をこれでもかと写しまくり、最後には肥大した内蔵も見せるという悪趣味で露悪的な描写。画面から臭いがダイレクトに伝わってきた。
好みではないけど確かに今までの宮廷ものとは全く違う語り口の作品で興味深かった。
