極秘諜報員である二人が愛し合う。
なんとなく、ありきたりだなと感じてしまいがちな設定だと思いながらも、予告編から惹かれてしまっていたので鑑賞。
みどころは、妻を信じることを許されない苦悩がひしひしと伝わってくるブラッド・ピットの名演。
そして何より、秘密を背負わされながらも逞しく生き抜き、しかし結局は人間の弱さを隠しきれなかった妻(マリオン・コティヤール)の美しさ。
ミステリアスな雰囲気が徐々にスリルに変わっていき、ラストではその高まった(追い込まれた)感情が一気に切なさと悲しみになってしまった。
雨の中で立ち尽くすブラッド・ピットの表情で思わず泣いてしまった。