TakashiKikunaga

マリアンヌのTakashiKikunagaのレビュー・感想・評価

マリアンヌ(2016年製作の映画)
4.2
こんなん泣くやん。
1度疑われた人間が疑念を解消するのなんて並大抵の努力じゃできないし、そもそも努力でどうにもならない戦時下のヨーロッパで、それでも早く戦争が終わって自分"個人の"幸せを求められるような世の中になって欲しいと強く願いながらも1for ALLのみが是とされる国家至上主義では所詮コマでしかない悲しさ溢れる物語。

どんな環境に置かれても自分よりも相手の幸せを願えるのが愛ならば、まさしく全編を通してブラッドピットとマリオンコティヤールの間には愛しか無くて、ストーリー中にはマリオンコティヤールからたくさんのメッセージが発せられる訳だけど、その全てが本心だ、真実だと100%信じて受け止めて鑑賞することこそ、この映画を作ってくれた製作陣に対する最大限のお返しなんじゃないかと思うわけです。

戦争が良くないことだなんてみんな分かってるんだけどね。なんで無くならないのかね。経済戦争が減っても宗教戦争が増えてるもんね。。。
2度目見るならマリオンコティヤールのセリフを全て胸に刻みつけるつもりで見たい。
TakashiKikunaga

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