このレビューはネタバレを含みます
意外と好きかも…。
自立型戦闘ロボットがより進化してしまって、能力の確認と更なる進化の為に本物の人間部隊を実践訓練として呼び寄せた…という話。
結局、自立型戦闘ロボットにしてみれば規律を安易に破ったり、能力に劣る兵士は自分達の部隊に於いては荷物でしかない。
なら、能力不足の人間の指示で動かされるより自分達で部隊を組織した方が軍隊としての能力は最大化出来る。
人型ロボットは自分が設計した自立型戦闘ロボットの能力検証に来たが逆に戦闘ロボットに訓練の邪魔をされない様に外部通信を遮断されてしまう。
設計者の認証エラーまではさすがに?
だが、ロボットが実践検証の為に皆殺しをせずに野外戦、深夜戦、市街地戦を全て計算ずくで戦闘訓練をしてしまうところに「なるほど」と思ってしまった。
人型ロボットが電磁パルスを使ってロボット軍隊を壊滅させた作戦までダウンロードしようとし、さらには自己保全の為に自分のデータを移植させたラストは、AIの怖さを充分に感じさせられた…。
追い込み方もなかなか良かったし、作品としては意外と好きかもしれない。