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その女諜報員 アレックスのみやびのレビュー・感想・評価

その女諜報員 アレックス(2015年製作の映画)
2.5
もうね、B級アクションどころかC級認定ですよ。
よくモーガン・フリーマン出演したな~?


元CIAの諜報員だったアレックス(オルガ・キュリレンコ)は、かつての恋人の誘いでケープタウンの銀行を襲う。首尾よくダイヤを盗んだものの、顔をさらされた彼女はヘマをしたチームの一員を射殺する。

だがその晩、元恋人は歴代大統領の名をコードネームにした凄腕暗殺チームに惨殺される。アレックスは真相を明らかにすべく敵に立ち向かう。といった内容。


冒頭の強盗シーンの雰囲気はとてもよくて、何かしらの伏線がありそうなスタート。


しかし、カーアクションのシーンが始まって嫌な予感。

車を使ったアクションシーンで一番やっちゃいけない《早送り》。

もう、、車の挙動が微妙におかしいどころではなくて、早送り感がまるでコントというか、それでカッコつけられても、笑うしかない。

「グワン!グワン!」という動きのところまで早送ってるもんだから、Gに反してピョコピョコ車体が跳ねてたりと「昭和の邦画か!」と興ざめ。(日本の民放ドラマ『VIVANT』でも早送り連発してたが。。)


主人公アレックスは元CIAの凄腕のはずなんだけど、見るからに足が遅い。遅すぎる。

美貌なんだけど、格闘シーンもモッサリ。
運動ができる人の動きではない。


それと、「良心の呵責がない」と自ら言う、敵のボスの拷問がとても地味。笑


カメラワークも雑。


作品の内容とは直接関係ないが、原題は「MOMENTUM」。
意味は、”勢い”とか”弾性”とか”惰性”。

それに対し、謎の邦題「その女諜報員 アレックス」。

諜報員じゃなくて”元・諜報員”だし。
これ、適当に付けましたよね?😅




⚠️以下ネタバレあり⚠️




冒頭、アレックスが顔を見られることになり、子供の目線なども思わせぶりなのだが、その辺りの回収は一切ない。笑
(あれだけ時間を割いているがカッコつけのためだけ。)

全身をモニタリングする機器もそれっぽく出てくるが、あれも意味がない。(カッコつけ。)

ハニカムデザインが物語に関係あるかと思ったら、微塵も関係ない。


そして、モーガン・フリーマンを使い、ラストで思いっきり続編を匂わせておきながら、続きはない。笑

興収上がらずコケたんでしょうけどね。。
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