KozyBlaugrana

山下達郎 シアター・ライヴ/PERFORMANCE 1984-2012のKozyBlaugranaのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールがYOUR EYESのパフォーマンスと伴に流れる。ラストは歌い終わった達郎さんが客席に満面の笑みを浮かべてステージから立ち去る。会場が明るくなり「本日の公演は全て終了しました〜」とアナウンスが流れスクリーンが暗転。劇場の明かりが灯る。館内割れんばかりの拍手。これが全てを物語っている。素晴らしい!の一言。

最初の方は昔のパフォーマンスを1曲ずつ映し出していくが、個人的には大宮ソニックシティでの数曲のパフォーマンスがハイライト。達郎さんは歌、演奏が素晴らしいのは勿論だが実はMCもかなりイケていて楽しい。でもこの映画では残念ながらMCはほぼカット。でもこのソニックシティでの「希望という名の光」の曲中のMCは入っていて、この年は2012年という事で前年の震災に関してコメントしているが、これがまた素晴らしい。
そしてラストは2010年のライジングでの「さよなら夏の日」。フェスという事で普段の達郎さんのファン層では無い若者達も沢山観ており、みんな圧倒されている。バラードという事もあり泣いてる人もチラホラ。

そう言えば3年前の氣志團万博に出演した時も圧巻のパフォーマンスで若者達の度肝を抜いた達郎さん。終わった後、「ライヴ観に行ってみたい!」とあちこちで声が上がっていた。

そう、達郎さんはやはりライヴを観ないと彼の真の素晴らしさは充分には伝わらないと思う。だからYahoo!のレビューで何も知らない人が「クリスマス・イブ一発当てただけの奴だろう?」なんてこの映画絶対観てないでこの一言のコメント入れていたのが無性に腹立たしかった。

この映画は達郎さんが本当に好きなファンしか観に行かないと分かってるから「クリスマス・イブ」のパフォーマンスは無し。自分としてはその方が良かったと思ってる。

長々と書いたが本当にライヴ観に行ってきたように余韻が凄い!今ツアー中で是非ともまたライヴ行きたいんだけど、チケットが全然取れないんだよね!

あまりに観に行けないので今回この映画で気持ちを宥めようと思ったんだけど、焼け木杭に火が付いた感じ(ちょっと使い方違うか?😅)

今日までの期間限定アンコール上映だったのですが、結構大きい部屋でしたが、満席でした!達郎さんは多分映像作品って他に無いと思うので貴重でした。出来れば商品化して欲しいとともに、どこかのライヴまるごと一つ作品にして欲しいなとつくづく思いました!
KozyBlaugrana

KozyBlaugrana