ホラー版スタンドバイミー、スーパーエイト。
R指定ですがそんなに怖くない。
むしろマイノリティないじめられっ子たちが残酷な事件に立ち上がる青春物語。
主人公ビルはどもり症で周りにバカにされている。彼の弟がitに襲われるショッキングなシーンで幕を開ける本作。
抱きしめたくなるくらい可愛い弟くんが襲われるシーンは胸が痛くなり本当に辛い。弟を忘れずに探そうとする姿には涙涙涙。
そんなビルの仲間たちがこれまた良い奴らばかり。
父からの虐待や同級生からの虐めに耐えるヒロインのベバリー。
ベバリーに惚れてるポッチャリいじめられっ子ベン。
度の強いメガネが印象的なお調子者リッチー。
人種差別に悩むマイク。
潔癖症で喘息持ちの逃げ腰なエディー。
司祭である厳しい父に耐えるスタン。
彼らはルーザーズ(負け犬たち)と呼ばれているマイノリティ。
そんな彼らを必要に虐める不良のヘンリー。
こいつがマジムカツク!しかしこいつも暴力父のせいで非行に走っている可哀想なやつ。
そして個性豊かすぎる面々を恐怖に陥れるit。ペニーワイズ。
子供の恐怖を具現化する悪魔のようなピエロ。
ビルの弟を探すために、ルーザーズはペニーワイズに立ち向かう....。
まるで恐怖版ドラえもんのように子供達が結託する姿にはアツくなります。
友情万歳!特に潔癖症のエディーの後半のキレっぷりは最高。
愛すべきキャラが多いと映画は面白い。
とりあえずひと段落するものの、続編の大人編も楽しみである。
確か昔のitは大人編が微妙だった記憶があるのだが、リメイク版はいかに...。