半変人のお調子者

LOGAN ローガンの半変人のお調子者のレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
3.7
単体として見れば確かに素晴らしい作品だと思う。
ただウルヴァリンの最期としては残念。
何故ならこれまでのシリーズとこの作品が明らかに繋がっていないから。
エンドゲームのトニーのように、これまでのシリーズの積み重ねの先に自己犠牲があるから感動するのであって、このウルヴァリンにはこれまでのシリーズの積み重ねがあまり感じられなかった。
それが残念に感じた要因だと思う。
 
シリーズから切り離す事で単体の質を上げようとしたのかもしれないけど、MCUの個々の作品やデッドプール1&2などは、シリーズの繋がりや他作品へのディスがあってもちゃんと大傑作になってるんだから、その考え方は逃げでしかないと思う。
 
ラストにもあまり納得がいかない。
孤独だったウルヴァリンが初めて家族の温かみを触れた事で感動の結末にしてるけど、
X-MENのメンバーは家族じゃなかったの?
血縁が無いと家族に入らないって、これまでのX-MENシリーズの語ってた事と矛盾してると思う。
ずっと1人だったウルヴァリンが世界、そして家族を救う為にタイムトラベルし、どちらも救い、愛するジーンと恋敵であるサイクロップスも復活させた、フューチャー&パストのラストに感動した自分にとっては納得できるラストではなかった。
 
ローラ役の女の子は非常に良かった。よくこんなバイオレントな映画に出たなと思うけど笑
 
映画評価基準
 
この映画が好きか 6
没入感 7
脚本 8
演出 8
映像 9
キャスト 10
音楽 6
余韻 6
おすすめ度 7
記憶に残る映画だったか 8
 
計75点