大酷評した『ウルヴァリンSAMURAI』のジェームズ・マンゴールド監督作。
おいジェームズ！！ローガンの！これが観たかったんだよ！！ありがとう
独立した時系列。マーベルのアメコミにしてロードムービー。そしてR指定。グロ描写云々での対応だろうけどそれを抜きにしても完全に大人向けの映画に感じた。
言葉だけであえて語りきらない映画。眼差しで語ってくれた映画。大好きだった。
ローガンのローラへの眼差し。
ローラのチャールズへの眼差し。
チャールズの2人への眼差し。
助手席から外を眺めるばかりだったローラが、膝の上で眠るローガンの寝顔に向ける眼差しには感動した。
結構勘違いされがちだけどローガンは不老不死じゃないんだよね。ヒーリング・ファクター。
ローガンの能力は地味だとずっと思っていたけど、彼の最大の能力は人間味だった。
きっと彼も忘れかけてた、けどいつかくる老いと死。約200年独り身だったけど、チャールズ達と出会えてからの日々は孤独ではなかった。父親にもなれた。
｢So, this is what it feels like...｣ 泣く。
ウルヴァリン最終章としての時系列なのに挑戦的なアクション、ストーリー、音楽。
ローラ役/ダフネ・キーンの素晴らしさ。
最高の世代交代の形。傑作だった！
