えいがドゥロヴァウ

LOGAN ローガンのえいがドゥロヴァウのレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
3.9
マーヴェル十八番のエンドロール後の映像がなかった!
ということは、という
ヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワートのX-MENシリーズ引退作
然もありなん
タイトルにこそX-MENの冠はついていないけれど
今までのスピンオフとしてのウルヴァリン=ローガンとは決定的に毛並みが違う
シリーズの終着点に位置付けられた作品

『X-MEN:アポカリプス』のエンドロール映像で示唆された本作のヒロインであるローラの存在
こんなに幼い少女になるとは思わなかった
マーヴェル作品のメインキャラクターとしては初の子ども
そりゃ涙もちょちょぎれますわ
卑怯だわ
圧倒的ツンデレ
ローガンもツンデレ
似た者同士で通じ合うもの

マーヴェル初が多いように思えた本作
X-MENのコミックが劇中に登場したのも初めて
なぜ、ウルヴァリンではなくてローガンなのか?
本作においては、ウルヴァリンとはコミックのなかでフィクション化された存在
ミュータントの黄昏としての現実と
活劇に満ちたコミックの世界の対比が物寂しさを誘う

本作は『デッドプール』の成功を受けてR指定のバイオレンス描写を盛り込んでいますが
それは人を殺すということの生々しい感触を演出する手段として
はたまたローガンが歩んできた血生臭い道のりを殊更に強調するための手段として機能しています

ところで、スタン・リーいました?
見落としたんでしょう