おーちゃん

LOGAN ローガンのおーちゃんのレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
5.0
X-MEN作品を全部見ている自分からすればヒュー・ジャックマンのウルヴァリン(ローガン)がこれで最後っていうのが信じられない。
ローガンは映画というよりもヒューマンドラマに近かったような気がした。ローガンが老化によって能力であったヒーリングファクターも弱まりつつ骨格になったアダマンチウムも身体を蝕む。
かつて不死身とさえされたローガンが傷を負い身体から弾を出すのも精一杯。
物語が進むごとにローガンがローラと出会うことによって悪い出来事ばっかだったが、ローガンには親としての愛情が生まれていたと思う。
自分の身体も危ないのに薬を全部打ったり。この行動も子供達のためだけどもその中にやはりローラに対しての愛情もあったのかなと。
話が進むにつれてローガンが父親になっていくと同時にローラもまたローガンの娘として一緒に生きたかったのだろうなと思うと涙が止まらなかった。
ローガンの最期のところも、やっと死ねるっていう気持ちとローラを残して死ねないという強い気持ちもあったのかなと思った。
X-MENのファンであったローラはローガンのファンであり娘でもあり、最後のシーンの所ではローガンもX-MENの一員であるというのを忘れないでいてくれたんだなと思うとまた涙が止まらなかった。
この映画をみると、X-MENシリーズから始まってスピンオフなどがありそれらの映画も含めてローガンの一生を見させてもらったような気もする。
プロフェッサーXことチャールズと出会い学園に招待され、そこで出会ったジーンと愛し合ったが、最後は殺さなければいけなかったり、兄であるビクターと死闘と遂げたり、全てのシーンがこの一作で感動に変わった。
これらの作品を配給してくれた20世紀フォックス、そして長年ウルヴァリンを演じ続けてくれたヒュー・ジャックマンに感謝をしたい。
楽しみと感動をありがとう。
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