深夜食堂

LOGAN ローガンの深夜食堂のレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
4.2
“最後”のウルヴァリン

この言葉通り最後のウルヴァリンとして、これ以上に無い作品でした。

今作を見て、改めて気づいたのは、ウルヴァリンは常に何かを守る側だったということ。凶暴な性格で、好戦的に見られがちだが、ローグやミュータント、人類、そして、人類の未来、今作ではローラを守るために傷だらけで戦う姿に心打たれました。

映画冒頭、衝撃的だったのが、ウルヴァリンの容姿。年老いて、ヒーリング・ファクターとアマダンチウムの爪で様々な敵を立ち向かい、切り刻んでいたウルヴァリンの面影が全く無く、認知症を患うプロフェッサーとキャリバンとひっそり暮らしていた。そして、ローラの登場により物語が動き始める。そして、映画終盤、子供達を守る姿に終始鳥肌。

父から娘へと受け継がれるもの、最後の勇姿、バイオレンスな描写など従来のアメコミとは一線を画した素晴らしい映画でした。

被験体X-23、ローラ役のダフネ・キーンちゃんは今作が映画デビューだそうだか、存在感が圧倒的。
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