日常にコロリと転がった非日常“幽霊のサキちゃん”、そんな彼女が差し出すお弁当を見つめる三井くん。
ありふれた日常、三井のスベったギャグ、酔っ払うと吉田さんより面倒臭い女とか都会をバックに走り下る急な坂とか。
全て愛おしいよ。
｢見える と 見る は違うよ！！？｣って何にも考えてなさそうな酔っぱらいの放つ一言がとんでもなく愛しくウザかった。
｢おにぎり と おむすび の違い｣とか。
そうやって日常には対比される出来事が沢山あって、日々忙しない中でふと思ってもいなかった角度から正解を教えてもらう時がある。
“大切なものは失ってから気づく”と、この世で最初に気づいた人は誰なんだろう。
気づいたところでどうしようも無い空虚はどこに追いやればいい？
空っぽの愛しさはどうやったら抱きしめられるの？
ほんわかぼんやりと優しい空気の中で、寂しさと虚しさがエンドロールに残ってた。
主演の永野さん観ると闇金ウシジマくんの宇津井さんしか出てこない…宇津井さん大好き、強く生きろ(違う)
