chocolateBOX

サバービコン 仮面を被った街のchocolateBOXのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

〜この映画の人々は誰も正しくなかった〜

終始心がきゅーっと苦しかった
アメリカンビューティーを思い出したけど
描きたいことはアメリカの差別について?
それにしては不気味さが足りない

上映中の差別探しに忙しかった
町の上品なおばあさんは黒人が来たことを嘆き
優秀な警察官はユダヤ人っぽい名前であることを嘆き
身を呈して甥を守るような叔父さんも他の信仰を嘆く
それが確かに差別であることに
みんな気がついていない、
正義とすら思っていない、彼らの日常

そして、作中で私が差別に気がつかなったことも、きっと差別

テーマの重さに対してストーリーが
薄かったと何様なりに思いましたとさ