正直アメリカ側に美化され過ぎている感は否めないけど、実話でこういう人が存在していたことが震えた。
序盤の主人公の、看護師と結婚したいと思うまでの描写がはしょり過ぎててコワッと思ったけど、訓練中の虐めに耐えたり、裁判で主張したり、戦に行くくだりから主人公の存在感が一気に増した。
ブラックホーク・ダウンを観てソマリア人をバカにされていると感じる人の気持ちが、この作品に於ける日本人の描き方で分かった気がする。
戦争に於いて、どちらの国にも一括りな美学、正義などないとしたら、映画で主人公側の国に美化が入るのは仕方ないのかもしれないね。
とにかくグロすぎて、昔だったら観られなかったかも。わたしの中ではR指定30くらいの作品。
戦争は酷い。改めて。
他の方のコメントで「父親の負った心の傷こそが」意味のある問いかけなのではというのがあり、なるほどそうだなと。
この父なくして主人公のトラウマや信念は出来なかった。けして幸せな日々ではなかった経験も、こんな形で戦場に於いて彼と彼の周りを救う結果となったのは、何とも鳥肌。