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ハクソー・リッジのOSHOのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.0
第二次世界大戦のなかでも、もっとも悲惨な戦いと言われる沖縄戦で、75人のアメリカ兵の命を救った実在した人物の物語。

ハクソー・リッジは沖縄、那覇の中心地から10kmほど北にある日本名では前田高地のこと。

心優しきアメリカ青年。
子どものころは喧嘩もする。ただ、途中で武器(レンガ)を使って殴って相手を傷つけてしまい反省する。
その男が国を守るために軍隊に入る。キリスト教の影響もあり、軍隊に入っても武器(ライフル)は持ちたくないと言い出す。
愛国心はある。希望して軍隊に入ったし軍隊に居続けたい。だけど、人を殺す道具は使いたくない。人を守るために参戦したいという主人公。
その主人公が沖縄戦に衛生班として参戦するストーリー。

前半は軍隊での訓練。
訓練中もライフルを持つことを拒否したため、いじめにあったり、軍を辞めさせられそうになったり、軍法会議にかけられたりする話し。

後半は沖縄戦。
戦地でもライフルを持たずにアメリカ兵を救出する話し。

後半の負傷兵救出シーンは圧巻でした。
日本兵のハラキリは、もしかすると史実かもしれないけど過剰演出に感じた。

この映画はアメリカ人の描く、アメリカ視点での沖縄戦の話し。
日本人の私たちが観るとアメリカ視点でも、沖縄戦はやはり悲惨だったとわかる映画でもあります。
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