武器を持たない、人を殺さないという自分の信念を貫き通してたくさんの人を救う。ものすごい確固たる信念と勇気を持った英雄のお話。実話だというから驚くし、心に響いた映画だった。
良心的兵役拒否という概念があることに、欧米との人権意識の差や宗教観の差を感じた。あの当時の日本では到底受け入れられない観念だと思う。それでも弾圧や否定はつきものだし、あれだけの仕打ちをうけても、曲げない強さは常人には理解できないぶん、尊敬の念でいっぱいに。
ただ、日本人としては日本兵の描かれ方には複雑な心境がぬぐいきれず。ただ感動しておわり、とは思えない映画なのでした。
