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ハクソー・リッジのarakanのネタバレレビュー・内容・結末

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

【不満だったところ】
・ハクソー・リッジとは沖縄の何処なのか、映画の中で全く明示されない点
・敵である日本人がほとんど表現されていない点→舞台は日本であろうと沖縄であろうと、どうでも良いという感じ
・微かに描かれている日本人像がステレオタイプだった点
・上記の点が影響してだろうか、戦争を題材にしているけれども、あまり深み(やりきれなさ)がない点、かといってスカッともしない点→信仰心の強さがどれだけ尊いかというメッセージは伝わりましたけど…。
・要するに、どことなく説教臭さを感じてしまった点
・住民である沖縄の人々は一切描かれない点→どこまでもアメリカ人目線でしか描かれない点

【自分の中で発見だった点】
・アメリカは良心的兵役拒否者であっても戦争の英雄になれる国→ある種の懐の広さを再認識できた点
・良心的兵役拒否者でも戦争に行かないという選択肢が当時のアメリカにも無かったという点
・いろいろ問題だと感じた点は多々あるけど、沖縄戦を題材にしたアメリカ映画(フィクション)を初めて観れた点
・改めて、沖縄戦はアメリカ軍も多くの血を流した戦いだったのだと感じた点→でも、ある意味、多くの犠牲を出したのだから沖縄を手放したくないという思いもアメリカ人の中には強いのかなと思ったり…さらに、この映画を観たアメリカ人がアメリカが沖縄を支配するのは当然と思ったりしないかとも感じた
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