文句なし!
初メル・ギブソンだったけど、厳しい現実VS人間の信念というテーマがこれ以上ないほど即物的、具体的に描かれている。
特に唯一信念が揺らぐ神への問いかけのシーンは秀逸で、しかもそれを狂気として描かない凄さにうならされる。
序盤から登場する崖のモチーフ、ベルトとレンガの対比の演出、ラストの昇天シーンなど、当たり前に上手いシーンが挟まりながら、2度目の崖での堂々たるキスシーン、新兵訓練シーン、キャラクター紹介シーンでの裸ネタ、爆撃シーンや、スナイパーシーンなど過去の戦争映画に出てくるあらゆる見せ場という、王道でありながら、それらをアップデートした見せ方まで盛り込んでいて、横綱相撲という印象が強い。
純粋で真っ直ぐながら、それゆえのサイコ感がサイコー!特に彼女との出会いシーンがサイコー!