たいし

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャーのたいしのレビュー・感想・評価

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20世紀最大の名作「ライ麦畑でつかまえて」執筆者 J・D・サリンジャーの半生を紡ぐ。 小説が社会現象を呼び、人々の狂騒に苦悩する中、外部から遮断し彼はただひたすらに執筆に専念する道を選ぶ。なるほど、真に“書く”という事は、見返りを求めず、シンプルになる事なのか。 J・D・サリンジャーは、大学講師に、小説における“物語”と“筆者の声”のバランスについて説かれる。そして、物語の重要性を教わり、執筆し名著を出版するに至る。 だが、物語性に取り憑かれた読者に悩まされ、次第に声に傾倒する。 講師との関係性は注目点だ。 ただ、個人的な感想としては、作品が心にぴたっとハマるとまではいかなかった。少し残念な気がするのは否めない。
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