元CIA工作員クリーシィがイタリアにやってきた。コモ湖にある別荘でバレット家の少女サマンサを護衛するのが仕事だ。戦場で子供の死を見続けたクリーシィにとってはサマンサに心を開くことは難しく、仕事を降りようと考える。だが聡明で可愛らしいサマンサとの距離はいつの間にか縮まり、親友と呼べる仲へとなった。しかしその矢先、サマンサがマフィアに誘拐されてしまい…
1987年製作の「燃える男」。
原作はクィネルの小説（クリーシィシリーズ）の第一作。デンゼル・ワシントン主演「マイ・ボディガード」と同じです。80年代に映画化されていることは知ってましたが、ソフト化されておらず未見でした。2018年の年末、amazonプライムで視聴可能になったので早速観てみました（現在は視聴不可かな）。主演はスコット・グレン。「マイ・ボディガード」におけるウォーケンの役所は、ジョー・ペシです。
クリーシィのモノローグがややしつこいのが特徴で、静かな展開。アクションというよりハードボイルドな味わいになっていました。というより、「グロリア」の亜流みたいな感じ。「二十日鼠と人間」をモチーフにしたのは良かったけど、も少し盛り上がりが欲しかったなあ。
それにしても、当時のイタリアの田舎って、「ゲティ家の身代金」みたいに誘拐ビジネスが横行してたんですかね。怖い怖い。
