五十

鋼の錬金術師の五十のレビュー・感想・評価

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)
2.3
ほんとは昨年末にレビュー大掃除期間を設けるつもりだったのが、色々あって年始にやるはめに…。
溜めるといかんですな。
気をつけます。笑



さぁさぁ、ハガレン行きましたよ。
原作は何年も前に読んだきりですが、今思い返してもすごく面白い漫画だったように思います。



そんなハガレンの満を持しての実写版、どうなっているのか結果から言ってしまいますと………
典型的な日本映画のダメなとこの塊でした。笑

いや、俳優たちの演技が下手なんてことはないと思うんです。
棒読みの人はいなかったと思いますしね。

ただ、やっぱり演出が下手すぎぃ…。
演技演出も下手ですし…、だから俳優たちが下手に見えるんじゃないかなぁ。

カットつなぎ・シーンつなぎも下手すぎて、一連の流れとして不自然なシーンも連発。

一番気になったのがプロップやセットのしょぼさ…。
「日本の映画だから…」なんて言いたくないし、そもそもそんな言い訳が通じないほどの酷さ…。
おもちゃじゃんよぉ、学芸会じゃんよぉ……。

お話としても、言及したくない程これまたひどい。
本当にこれプロが作ったのかい?



本作を観て改めて感じたのが『GANTZ:O』での試みの誠実さと確かさ。
別に実写の可能性を追求するなって言ってるんじゃなくて、作り手の原作へのリスペクトの気持ちの持ち方と、その気持ちの表現の仕方を見習ってほしいなぁと。

作品としても、作り手の意思としても稚拙さを感じさせる映画でした。
五十

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