KJ

鋼の錬金術師のKJのレビュー・感想・評価

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)
1.9
原作マンガの作者は、荒川弘(あらかわひろむ)という女性の方で、今は「銀の匙」と「アルスラーン戦記」を同時進行してる
話の構成とミステリ要素のバランスが実に見事で、ハガレンはマンガはもちろんアニメ(fullmetal alchemistのほう)も全部観た
さて、しかし漫画の映画化はだいたい煮え湯を飲まされるので、躊躇していた

例:『進撃の巨人』『テラフォーマーズ』

例に挙げた2本は、漫画も既刊全部読んでるので、ていうか持ってるので、評価悪いと知っておきながら義理で観たが、途中で気を失ったかのように記憶が失われている
正気を保とうとした俺の防衛本能が、観たこと自体をなかったことにしようとしたのか、寝オチした可能性もあるが、とにかく「ねぇ、監督、原作読んでないよね?」と思った
原作のキャラ像を崩すなと言ってるわけではない
原作より面白かったり、カッコ良ければいいのだ
例えば『るろうに剣心』は、良かった。脚本、構成は並だが、監督の力量か佐藤健のおかげか、演出もあいまって、すごく面白かった

問題は、この映画のレビューの悪さと、近所の映画好きの居酒屋の大将の感想だ
「KJ、俺もマンガ全部読んでるし、映画も好きやしさ、こないだ観たユリゴコロとか三度目の殺人とかは面白かったんよ。でもハガレンはやめとき。二時間あったら他の楽しいこといっぱいあるけん」
「悪いことは言わんから!あれには手を出さんどこ!」

去年潰れたGEOに長らくお世話になっていたせいで、ずいぶん足が遠のいていた2・3キロ先のレンタル屋さんに五年ぶりくらいで行った
五年も経ったせいか、なんかちょっと変な匂いがした
俺の直後に来店したすごいデブのせいかもしれないし、上下ジャージのキティちゃんサンダル履いたヤンキーカップルの兄ちゃんのせいかも知れないが、彼女連れというだけで、彼に負けた気がするのが腹立たしい
勇気を出して、ハガレンを手に取ったり、パッケージの裏を眺めてみた
再び居酒屋の大将の忠告が甦る

「KJ!マジで!心に傷を残して欲しくないんよ。俺は!半額dayで140円くらいしか払ってないのに、返してもらいたくなったもん!」
「KJ!俺マジでDVD割って返そうかと思ったんよ」

そこまで言われたらね。観てみたくなるやん!逆に!



帰り、俺は『忍びの国』を借りていた。今回は俺の敗けだった。勇気がなかった。あと一本じゃなんだったので、『ザ・シンプソンズ』も借りた。ちょっとおかしくなってたかも。たぶん観ないで返すと思う。

ということで、まだ観てません。
『忍びの国』返すときに借りるかも。

追記→

観た。金のかかった学芸会。内山足が遅ぇ!逃げられんぞ!
松雪泰子がエロかった。肌キレイすぎる。相当補正してる。所々ぼやけてた。
誰一人として世界観に入り込めてなかった。小日向は制御も考えずに起動してどうするつもりだったのか。「世界は私のものだ!」は言ったらダメ。フラグ見えた「3分以内に死ぬな」とつぶやいた
3割は内山が食ったが、ホークアイと部下たちとマスタングでほぼ掃討できた程度の軍隊で世界は無理だろ
錬金術の説明が弱かった気がするが、100分では収まらんよね
ヒューズが殺された理由は国土錬成陣に気づいたからだが、そこ回収せずに終わるかね
次の話にパスするつもりだったんだろうが、続編の制作はしないだろ
「お父様」も「大総統」も「プライド」も次に出すつもりだったのかな
「スロウ」は、いてもなくてもいいが、掘る人はいるか
もし次の予定がなかったなら、ヒューズ殺され損よ?
一緒に観てたツレが、「わりと面白かった」と言ってたので、原作はこれの5倍面白いんよと教えてあげた
KJ

KJ