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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話のqpのレビュー・感想・評価

4.5
 ひかりは好きな男の子を応援するたにチア部に入ります。でも、全米優勝を目指すためルールが厳しくて退部を考えますが、他の部員とのめり込んでいき、という話です。

 タイトルから実話だと分かります。最初に出てくるひかりや彩乃、地獄先生、太っていても踊れる多恵子、上手い嫌われキャラの麗華など実話とは思えないキャラたちが集結しています。実際にどこからどこが実話なのか気になってしまいました。

 素人が全米制覇ですので、目指していることが大きくなり、うまくできないことが多くなります。ひかりはうまくできない人に優しく、彼女のチームにおける存在は大きいです。こういう人がリーダーになるべきだなと感じます。

 ひかりがいつの間にかのめり込んでいる感じが良かったです。踊りは広瀬すずがひかりと一緒に徐々にうまくなっていく感じが良かったです。

 後輩が出てくると皆が地獄先生になっていきます。仲良しだけじゃ上には上がれません。ここに1年生から描いた意義があると感じました。繰り返されていくので、同じような形が生まれたのだと思います。

 チーム内でも人の入れ替えや競争があっていろいろ変わってきます。ひかりも順風満帆ではなく浮き沈みがあり、実際にそうだったのか気になります。

 結論は分かっていました。でも、そういう展開になるのかと何回か良い意味で振り回されました。

 先生の本音も分かっていましたけど、それが実際に示されると良いですね。裏での思いは実話に基づいているのだろうなと思いました。天海祐希から「女王の教室」と同じものを感じました。

 目標を持つこと、課題を持つことは重要で、それぞれが考えるようになって言動していることが伝わります。達成してしまった後はそれ自体は大したことではないと正直思います。周りの人間が応援するシーンを映していたので、そこに意味が生まれます。

 子供の頃に自分が夢中になれる物を見つけ、日々の努力を積み重ねられた子は幸せだと思います。でも、それには親や教員など親の支えが必要だろうと思いました。
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