寂々兵

狙撃者の寂々兵のレビュー・感想・評価

狙撃者(1952年製作の映画)
3.8
女嫌いのオッサンが女性に揶揄されたり叱咤されたりするたびに撃ち殺していくだけの映画。アーサー・フランツの偏執狂ぶり、『10番街の殺人』のジョン・ハートに比肩する常に何かに怯えて孤独で居る佇まいがヤバすぎ。屋上からライフルを構える彼を更に高い位置にいる作業員が捉え、一度も寄らないまま撃ち殺してしまう一連のショット。ボールをストライクゾーンに当てると美女が水に落ちるゲーム(どんなゲームだ)。ラストは打ち震えた。
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