たま

ドラゴン・クロニクル 妖魔塔の伝説のたまのレビュー・感想・評価

2.5
陸川監督は「ミッシング・ガン」と「ココシリ」しか観ていないけどどちらもドラマ的カロリーのバカ高い怪作でした。いずれも泥臭く力強い映像に取り込まれ、大変に体力精神力を削られたものです。(だから「南京!南京!」を観たいと思いつつ観る勇気がない)そんな商業映画の対極にあるような作風に信頼を寄せていた陸川監督がCGバリバリの中国ファンタジー超大作に乗り出す、ということで「!?」て思いますよねー。

コントラストが重く人間の生命や感情を強調する劇画調映像と、オンラインファンタジーゲームのような魔物や妖魔塔のCGとの食い合わせが良いわけない...。互いに互いの世界を壊してます。撮影がことごとくカッコイイだけにとても残念。この流れだと続編あるのかしら。観ますけど、劇場ではないかなー。
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