大泣きしました。人は人を救えない、人を救いたいと言いながらその実は自身の身勝手な贖罪でしかない。緩やかに自殺をしていく過程で周りの全てを身勝手に解釈して自分の生きる証とするなんて、周りからしたら勘弁してよって感じだろうしわたしも関わりたくないと思うけど、なんでこんなに感情移入してしまうんだ...。
娘さん、登場した時ブレンダン・フレイザーにそっくりでびっくりした。ほんとに邪悪なのに離れて暮らす親からしたら「最高傑作」なんだよねえ。(あの年頃であの反抗心の少女からしたらそんなこと言ってくる親はおぞましいの一言だろう)
リズ以外の全員が歪みまくっていて、それでも心情が分かりまくってしまって、人間のどうしようもなさに悲哀と慈愛を感じてしまいました。アロノフスキー、すごい。