紅茶

アルジェの戦いの紅茶のレビュー・感想・評価

アルジェの戦い(1966年製作の映画)
5.0
二度目の鑑賞。ブラックパンサー党の急進的な組織作りの参考資料としても活きている作品。アルジェリアのフランスからの独立をドキュメンタリータッチで描いたアルジェのカサバという入り組んだ地形と空撮でとらえたモブの離合集散。一般市民を平然と巻き込むテロリズム。革命を起こすための手段としてテロリズムに手を染めるが、その効力は最初だけ。本当に革命を起こすには民衆への呼びかけが欠かせない。そんな箴言めいた一節がサラッと出てくる。
ジャン=ポール・サルトルがアルジェリアの独立支援をしているというセリフが挿入されるが、今からそう遠くない時代に彼は生きていたのかと思うと実感が湧かない。
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