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「アルジェの戦い」に投稿された感想・評価

mk

mkの感想・評価

3.7
『はちどり』のキムボラ監督のおすすめから見つけて鑑賞。戦争映画を観る度に、女性の活躍が描かれないことに疑問を感じている中で、「男女が一緒に戦闘する姿を描き、戦争映画では脇役として扱われがちな女性を公平に扱っている点に好感を持てました。」とPOPEYEの記事で紹介されていたからだ。

歴史に疎いので、まずアルジェリアの独立戦争自体、映画を観て初めて知った。そして、紹介文の通り、女性も男性と同じように戦争に参加していた。イスラム教というと、女性は目に見えるところで活躍しにくいイメージだったので意外。ヒジャヴを被っていることを利用して、銃を隠し持ったり、普通に活躍していた。性差をあまり感じさせない戦争映画で、とても新鮮だった。と言いつつ、やはりモノクロであるせいか、最後あたりで寝てしまったけれど、、。
名画でした

知らない人ばかりが出てるつまんなそうな古い外国映画
と思って見るとけどエンタメ(活劇)?としてちゃんと面白い
支配側勢力(フランス)とレジスタンス(アルジェリア)の
戦いでノリとしては淡々とした『300』という感じだと思ったけど
どのシーンの構図も完璧で見てて面白い

音楽はエンニオ・モリコーネで
『イングロリアス・バスターズ』で
タランティーノはこの映画のスコアをそのまま使用してる

登場人物がちゃんとキャラ立ちしてる事でストーリーや
状況が混乱することなく見れる

双方のリーダーが
リアリストな戦略家として出てきて
それぞれかっこよかった

スピルバーグも影響を受けたと思われる
『シンドラーのリスト』
吹き抜けの建物の撮り方と追いやられる人々
『ミュンヘン』
男性が女装しながら攻撃
くりふ

くりふの感想・評価

4.5
【変わらぬ引き鉄】

ちゃんと劇場でみたいなあ…と思いつつ機会逃し、JAIHOにあったので、冒頭再生したら一瞬で引き込まれ、そのまま一気見してしまった。劇場でなくとも、凄みは十分伝わりました。

アルジェリア戦争一部の貌を徹底的に掘り込み、恐ろしいまでに描かれるその木を見て、否応なく森が想像されてしまう映画。よそ見しない作り手の視線が凄い。

アクション映画ですね。客に媚びるエンタメショーとしてのそれではなく、人物が延々、動き続けているということ。そうしないと命を取られてしまうから。だから、ようやく静寂が訪れるのは…。

アルジェの人たちには毎日の暮らしがあり、その街で同時に、戦争をしている。となりのテロ。この地続き感を即、浴びせてくる映画の力。

1966年の映画ですが、まったく今と変わらないじゃないか、と感じられてしまった。この濁悪感覚は、日本だって他人事じゃないです。

監督はジャーナリスト出身で、実際にパルチザンやっていたこともあるそうな。最終的には、ネオリアリズモで目覚め、映画を武器にしたという。

イタリア人の立場だから、本作には冷徹さを醸すこともできたのでしょうが、この夾雑物のなさは、映画のあるお手本でもありますね。

一応、アルジェリア戦争が終わって、4年後の発表ですが、火の燻りがぜんぜん、消えていない。よい時につくられ、ずっと残すべき映画となったと思います。

やっぱり、旧作も見続けないといけないなと。

これ、『ジャッカルの日』につながる映画でもあったのですね。

<2021.7.29記>
めちゃくちゃ面白いところがかえって怖い。
表情と音楽、それから画面の質感とか何もかもが込み上げてくる憎しみで荒れ狂ってる感じ。
テロって、関係ないとは言わないまでも罪のない子どもさえ巻き込んだりするから恐ろしい。
matsu

matsuの感想・評価

4.2
アルジェリア戦争を描いた作品。戦争系映画として皆さんの高評価が納得の作品でした!!

まず(白黒ですが)ドキュメンタリーかと勘違いするくらい非常に見やすい。時系列もはっきりしていて何が行われているかが凄く分かりやすい。こんなに分かりやすい戦争映画は他にない?のでは。

内容は…1950年代アルジェリア。フランスによって植民地化され、ヨーロッパ人が我が物顔で支配していた時代。

アルジェリア民族解放戦線(FLN)が独立を求め、ヨーロッパ人街で爆破テロを行い白人を多数殺害した。フランス軍・警察は躍起になってFLNメンバーを探すがなかなか見つからない。フランス側もアラブ人居住区などを爆破。お互いに爆破などを繰り返し、憎しみの連鎖が続く。

最終的にFLNの活動は独立を勝ち得なかったが、その活動終了の数年後にアルジェリア国民が一斉に蜂起し約2年かけてフランスからの独立を勝ち取った。

非常にくっきりはっきりした素晴らしい戦争系映画でした!!
熱量がすごい。
ずーっとそうなんだけど、ラストの暴動のシーンは別格に熱量が高くてリアル。

フランス統治下のアルジェリアにて、アルジェリアの独立を目指す民族解放戦線(FLN)の最後の1人であるアリを捉えるために、対ゲリラ軍を組織したフランス側との闘争を描いた物語。

フランスって黒人よりもアラブ系に対する差別が強いって聞いたけど、そうなる過程の一つに間違いなくこの歴史があったんだろうなと。そうゆう国と友好があるが故に、移住する人や移民を受け入れはするけど、純フランス人と同等の生活環境や労働環境を得ることができない現実。(ちょっと前までは、今はどうか分かんない)
何ともどうしたらいいのかねえ、って感じ。
この時代のFLNが望んだ友好の形になってるのかなぁ


明確な主人公がいるような感じがなくて(多分アリなんだろうけど)、分かりやすく民族解放戦線(FLN)対フランス軍の構図になってる気がする。ドキュメンタリータッチってよく言われてるけど、あんまりそんな感じしなかった。銃で撃たれても血が出ない人がいるのはこの時代の技術のご愛嬌として、ワンショットワンシーンの迫力は抜群によくてめちゃめちゃ凄い。
暗闇にいるのに顔に光が当たって見えるっていうのは不自然なショットだけど、これって白黒映画ならでは見せ方だし、それが冒頭、終盤で超印象的に使われてて流石だなって思った。
【爆破か降伏か】2022年58本目

フランスの植民地となっていた、1950年代のアルジェリア。

FLN=人民解放運動は、植民地政府フランスに対話路線で平和的な解決を望んでいたが、結果的には"やられたらやり返す"の復讐に次ぐ復讐の、醜い闘いへと突入してしまう。

FLNがダイナマイトを使ったテロ計画を実行。時間の経過を細かく字幕で表現し、バックで流れる太鼓のドンドコドンドコという緊張感煽る演出が素晴らしく、
また、まるでドキュメンタリーを見ているかのようなぐちゃぐちゃな両者の激突映像が圧巻。
eigajin

eigajinの感想・評価

4.4
2022/4/15

エンニオ・モリコーネ

緊迫感と嫌悪感を感じる劇中音楽が特に強く耳に残り作品の質に大きく貢献していると思う。

自らの危険よりも民族としての誇りや結束に重きを置くアルジェリア人の確固たる意思に感服する。
日本という国では考えられない光景だと思う。

終わりの見えない出口を必死に皆で団結して足掻き探し求める姿に独立というものがどれほど彼らにとって価値あるものなのかと考えさせられる。
べん

べんの感想・評価

3.0
ケイズシネマにて。モリコーネのスコアがアゲアゲで良かった記憶。
反政府ゲリラと政府のぶつかり合いを、記録映像のように映す。丁寧に事象を積み上げていく。無慈悲な争いの悲惨さと、対話の重要性が伝わってくる。

しかし、このタイプの淡々さは、間延びを感じてしまった。感情のうねりや、葛藤などをもう少し映画らしく表現して欲しい。名作だが、どうしても合わなかった。残念!
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