アルジェの戦いの作品情報・感想・評価

「アルジェの戦い」に投稿された感想・評価

高校の時は世界史の時間は寝てたから背景がよく分からなかったので軽くあらすじ読んでから見た

解放軍側もエグいことしてるのにフランス側への嫌悪感しか沸かないのはズルい作りだ

序盤は眠かったがどんどん引き込まれていく、古い作品だが映像が凄い
あれ空港爆破シーンは?記者のシーンも記憶に残る

最後に何がきっかけで民衆は団結したのか疑問が残った
「シェルブールの雨傘」でカトリーヌ・ドヌーヴの彼氏が徴兵されたのがアルジェリア戦争。

それまで130年近くフランスの占領下だったアルジェリアが独立を果たすために行われた戦争であるが、この戦いを両サイドからドキュメンタリータッチで描いたのが本作品。

物語は1957年のカスバ、フランス軍がある家を包囲して中に向かって投降を呼び掛けるシーンで幕をあける。家の壁の中に空間があって、四人の男女が声を殺して潜んでいる。

その中のひとりの青年アリは、かつて不良少年だった。服役中に「アルジェリア万歳!」と叫びながら処刑される同胞の姿を横目に見て、フランスに対して憎しみを抱くようになる。

出所後すぐにフランスからの独立を目指すアルジェリア民族解放戦線(FLN)に入った彼はテロリストとして頭角を現す。

まず手始めに彼らはアルジェリア駐在のフランス警察を襲撃する。次々と警官が殺害されるが、実行犯がすぐにカスバの町に逃げ込んでしまうため、なかなか尻尾を掴めない。

ついに業を煮やした警察は報復としてカスバの町に時限爆弾を設置する。

まさに暴力がさらなる暴力を呼ぶ。しかも犠牲者は段々と女性や子どもと無関係な一般人にまで及んでいく。

最初、アルジェリア人のゲリラ的反抗に嫌悪感を抱いたかが、すぐさまフランス人の汚い報復行為が描かれ、またすぐにアルジェリア人の無差別テロが描かれる。

観客がどちら側にも偏らないように双方の残虐さを均等に描いているのが良かった。

なるほど、テロってこうやって繰り返されるのかと、その過程が実にわかりやすく、また思わず息を飲むほどの緊張感に満ちた演出だった。

そしてそのサスペンスフルな演出に一役買ったのが巨匠エンニオ・モリコーネの音楽。

マカロニ・ウエスタンや「ニュー・シネマ・パラダイス」のイメージが強いけど、本作の♪ドンドコドンドコドコドコ……みたいな音楽もまたいい。

■映画 DATA==========================
監督:ジッロ・ポンテコルヴォ
脚本:フランコ・ソリナス
製作:アントニオ・ムーズ
音楽:エンニオ・モリコーネ/ジッロ・ポンテコルヴォ
撮影:マルチェロ・ガッティ
公開:1966年8月31日(伊)/1967年2月25日(日)
じょり

じょりの感想・評価

5.0
①ネオリアリズモ完成度 128%
②帝国主義糾弾度 100%
③ヴェネツィア国際映画祭でのエピソード痛快度 100%

こんな言い方は語弊があるかもしれませんが、黒澤監督作品以外で最もクロサワに近い映画でした。何というリアリティ。そして独立という民族の幸せへの願い。
アルジェリア独立から4年後の公開ですから、街全体に当時の雰囲気が残っていたことを差し引いたとしても、本当に作り物か映画なのか戸惑うことが多々ありました。記録物にはない映画的魅力を損なわず、平和への執念がフィルムに乗り移ったような傑作です。これでアカデミー賞を獲れなかったなんて意味が分かりません。
色々言いたいことはありますが1つ挙げれば、オマール少年の笑顔は、武力衝突のニュースが流れるたびに思い出すわきっと…
ゴマ

ゴマの感想・評価

4.6
1954年から1962年にかけて繰り広げられたアルジェリアのフランスからの独立までのアルジェリア戦争を描いている。主にFNL(アルジェリア解放戦線)とフランス軍とのゲリラ戦を主体とした戦いが描かれている。テロリストの緊迫感のある緻密な作戦とそれに対抗するフランス軍のテロリスト対策の作戦などが詳細に描写されている。ドキュメンタリータッチの映像から民衆の圧倒的熱量、怒りなどが伝わってくる。街中でのテロ場面などは2015年11月13日に起こったパリ同時多発テロ事件を思い起こさせた。テロ後に民衆が疑心暗鬼に陥り、一人のアルジェリア人を差別し、追い詰める場面などは今でも世界中にあるではないだろうか。このようなことは現代でも同じような問題として世界中に溢れているからこの作品は全く古びないのだと思う。傑作
爆破シーンの迫力とか、大規模なデモシーンの熱量とか、圧倒されました。テロ側もフランス側も描いてて内容も骨太
フランス支配下のアルジェリアが舞台。民族や宗教の弾圧に抵抗する市民。

映像の世紀のように
現代に続いているんだと痛感する現代史的映画。

高校の現代史の授業とかでみんな見てほしいなぁ

音楽と声が印象的
間近で見るレジスタンス。それをテロリズムだと断罪出来る自信は私にはない。もう50年も前の作品なのに、いまだに何処かで同じようなことが繰り広げられている。至って現実の話。
ohana

ohanaの感想・評価

4.5
土煙烟る中から独立を求める怒号が響き渡る。
熱量と緊張感にただただ圧倒。
現代史を扱いながら記録映像をあえて使わないという選択と、物語として面白く観せてしまうその技量に脱帽。
50年以上前の作品なのに、現在にも通じる内容で驚き。民衆の力は偉大ですね。
えいす

えいすの感想・評価

3.0
フランス領アルジェリアの独立を求める組織的テロ活動の映画
西欧とイスラムの対立、「テロとの戦い」など、60年も昔の出来事なのに今の世界の縮図のように感じられる・・・
>|