kazマックスグローバーレッド

アルジェの戦いのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

アルジェの戦い(1966年製作の映画)
3.6
モリコーネが手掛けたこの映画のテーマ曲が『イングロリアス・バスターズ』で再使用されてるので鑑賞。
フランス支配下のアルジェリアでフランス軍と抵抗組織の泥沼のような戦いをドキュメンタリータッチで描いた戦争映画。

独立の為とはいえ警官を殺し 爆弾テロを起こし 一般市民を巻き添えにする抵抗軍。フランス軍だって容赦なく街のあちこちを砲撃。いつだって苦しむのは普通に暮らしている一般市民。

歴史的事実から言えば、多くのフランス国民がアルジェリア解放に賛同して、国民の意見を聞いた当時のドゴール大統領はアルジェリアの独立を認める。そしたらフランスの右翼連中にとってはそれが面白くないからドゴール暗殺計画を企てる。この暗殺計画をヒントに映画化したのは『ジャッカルの日』なので、『アルジェの戦い』→『ジャッカルの日』とセットで見たらより当時の情勢が分かりやすいのではないでしょうか。