「イスラエル🇮🇱に
封鎖されたこの世の地獄☠️」
パレスチナ自治区🇵🇸
ガザという地名を聞いて
思い浮かぶのは、
こんな言葉だろう。
だが、そんなガザでも
女たち🧍♀️🧍♀️🧍♀️は、
美💄💋✨を求めて
美容室に向かう。
店内に入って
ヒジャブ🧕を脱いだ
美容師と客たちが
繰り広げる、赤裸々な
身の上話と噂話。
夫🧔や恋人👨への愚痴。
無意味な口論と
つかみ合いの喧嘩。
本作品は、
スマホ📱をいじりながら、
カット✂️や脱毛サービス
を待つ彼女たちの会話を
ひたすら追い続ける
密室劇です。
美容室の外で鳴り響く
ロケット砲の轟音と、
機関銃🔫の銃声。
「非日常」の下での
「日常」を描くことで、
ヒューマニズムの在り方を
さりげなく問うた良作です。
見終わった後、
胸が締め付けられます。
その美容室は、
女性客たちで混み合っていた。
翌日が「停電日」だからだ。
そんな客の1人が、
夫と離婚調停中の
エフィティカール👤だ。
新たな男🧍♂️とのデート時間が
迫っているのに
脱毛もメイクも終わらず、
いらいらは募るばかり。
これに対し、ロシアから
移住してきた美容師の
クリスティーン👤は
「丁寧にゆっくり
仕上げるのが当店の流儀」
と言って、結婚式を控えた
サティマ👤の髪の毛から
目を離そうとしない。
一方、クリスティーンが
雇うアシスタントの
ウィダド👤は、仕事に
集中せず、武装勢力の
一員である彼氏🧔との
スマホ📱のやりとりに
かかりっきりだ。
このほか、店内でも
ヒジャブを付けたままの
厳格なイスラム教徒
ゼイナブ🧕が登場。
夫との性生活が不満だ
といって、エロ話ばかり
してくるサフィア👤に
うんざりし
「神のご加護を」と
繰り返す。
渦巻くいら立ち、
不満と怒気。
外で鳴り響く銃声。
店外をうろつく
機関銃姿の男たち。
さて、個性豊かな客たちは
それぞれ望み通りの
ヘアスタイルになって
無事に帰路につけるか―。
あらすじは、
ざっとこんな感じです。
心に残ったのは、
エフィティカールと
サフィアがつかみ合いの
喧嘩をした時に飛んだ声だ。
「私たちが争ったら、
外の男たちと同じでしょ!」
そう、彼女たちにとって、
侵略者のイスラエル軍も、
ガザを支配し「聖戦」を
掲げるハマスも、
その他の武装勢力も、
暴力と破壊と悲しみを
もたらすだけの
「バカな男の群れ♂️」
にしか過ぎないのだ。
だが、悲しいことに
女たち🧍♀️🧍♀️🧍♀️は、
そんな男たち🧔に
支配され続ける。
武装兵士に。
夫に。
彼氏に。
おしゃべりなサフィアが
発した言葉が小気味よい。
「私たちだけで組閣すれば、
きっとマシな国になるよ」
きょうは2023年
10月15日。
ニュース番組は
「イスラエル軍が近く
ガザへの地上侵攻作戦を
開始する」
と盛んに報道している。
ハマスから攻撃を受けた
イスラエル🇮🇱は、報復措置
として、ガザ北部🇵🇸を
殲滅するようだ。
100倍返しを狙っている。
ガザにいるウィダドや
クリスティーンたちは、
あの美容室は
どうなるのだろう。
イスラエル🇮🇱もハマス🇵🇸も
あるものか。
とっとと即時停戦しろ
と叫びたい。