店外で起こる過激な銃撃戦が、音だけなのに、いや音だけだからこそ恐怖を煽る。
美容室内のみで繰り広げられる会話劇。
他愛の無い会話の端々にガザ地区の問題を感じられるのが中々おもしろい。
事が起きてからの緊張感をより増幅させたように思う。
美容室に居合わせた女性たちは、それぞれ曲者揃いで、やっぱり一番はラリってたおばちゃんでしょう(笑)
一緒に来た女性に終始怒られながら愚痴っているのだけど、
彼女がその場にいる全員に「任命」をしていくところは笑えなかった。
ふざけているようで、現政権や社会への憤りと女性の人権について訴える意味深いシーンだと感じました。