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ガザの美容室のReaのレビュー・感想・評価

ガザの美容室(2015年製作の映画)
2.8
公開当時から気になっていた作品がアマプラに。
対イスラエル政策で分断したパレスチナ。
このガザ地区は2008年から幾度となく軍事侵攻に晒され、停戦後もイスラエルの厳しい封鎖政策に置かれているという。

未だ争いが続く中で、宗教・家庭・政治的に位置が低いままであろう女性たちの美容室に集う日常が、グザヴィエ・ドランばりの会話劇で描かれている。

医者にみせたくてもエルサレムに行くことができなかったり、停電やガソリンの不足。日常茶飯事という銃撃戦、鳴り止まぬ爆撃音。

美容室の中だけではヒジャブを外して羽を伸ばしているような姿が印象的だったり、様々な境遇にある女性たちの何ともないような会話が、真理を物語っていたりする。

すごく面白かった〜!という感じではないが、この作品をきっかけに調べてみたりと、知識がまだまだ足りないなりにパレスチナの実情ついて知れて勉強になった。こういう作品に触れていくことは大事だなと思う。

そしてやっぱり私も美容師たちの仕事の捗らなさはとても気になりました(笑)
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