おにおに

宇宙戦艦ヤマト2199 第一章「遥かなる旅立ち」のおにおにのレビュー・感想・評価

4.6
ファミリー劇場HDの録画

先日、「劇場版宇宙戦艦ヤマト4Kリマスター版」を劇場でみて懐かしかったので、2199を見返そうと思って見返してみました。
配信はあるといえばあるといえばあったのですが、加入しているAmazonとdアニメストアにはなく・・以前録画しておいたやつがあったので。
録画しといてよかった。

劇場では観なかったのですが、TVシリーズではリアタイでみました。
昭和版宇宙戦艦ヤマトは遠い記憶の彼方でしたが、だいたいこんな感じの第一章だったなーとはおもいつつも、やっぱりほぼ忘れてるんですよねぇ。

以下、ネタバレありで書くので、見たくない方はここで引き返してください。


それではネタバレはじまりはじまり。


さらばー

地球よー


第一章は50分なんですね。2012年だとか。ついこのあいだのような気もしますがもう10年前になるんですねぇ。
時がたつのは早いものだ。

第一章は、ヤマトの時代背景と旅の目的が説明され、艦長以下乗組員の紹介的な話から、抜錨!ヤマト発進!あたりまで。

例の有名な「宇宙戦艦ヤマト」の名曲。テンションがあがる!

冥王星沖の海戦シーンも現代のアニメの力っていうんでしょうかね。よくできてますねー

沖田十三が、ガミラス帝国からの挑戦的な入電に返電どうしますか?と訊かれてね、こう答えるわけですよ。

「ばかめといってやれ」
「は?」
「ばかめだ!」

40年以上のときを経て、このセリフが復活!
これもあがりますねー!

有名どころのシーンをしっかり押さえつつ、追加要素もふんだんに加えて、今風の演出にアレンジしていて、これからに期待を抱かせる内容。
2199は旧作ファンにもある程度の納得感を与えつつ、今作からヤマトに来たファンも基本を押さえつつも楽しめる内容になっているのではないかと。

「私はイスカンダルのスターシア・・」

これも有名なセリフですが、あれ、妹がサーシャ(火星で墜落して死亡)のほかにもうひとり、「ユリーシャ」という妹が来たの??
っていう、おおきな設定アレンジの伏線がありますが、これはのちのお楽しみに。

エンドロールに流れるエンディング曲「星が永遠を照らしてる」結城アイラ
これもとてもよい曲なので、最後までご覧いただきたいとおもいます。

ただ残念なところも。
これはアレンジでそうなってるんですが、島大介のキャラが昭和版ヤマトとぜんぜん違う問題。
2199から来たひとはこんな違和感はないのでしょうが、昭和版ヤマトから来たひとには違和感しかないはずです。
島はもっと大人で渋いキャラなんだよ・・どっちかというと古代が子どもでね。
沖田艦長も真田さんも徳川機関長も佐渡先生も森雪も、まぁアレンジはあるとはいえ、そこまで大きく印象が変わるほどではないんですよ。
島だけは明らかにひとが変わってます。

まぁこれは見る側もそういう「作品」として割り切ってみるしかないでしょうねぇ。

「宇宙戦艦ヤマト2199」全体としての評価はたぶん★4.5くらいだと思います。
単体で第一章は★4.6で。「続きをみたい」第一章になっているとおもいます。

「宇宙戦艦ヤマト」は「機動戦士ガンダム」と並べてもいいくらいの、日本中の男の子たちを夢中にさせた、昭和アニメの名作中の名作だ。
よくぞ平成の時代にリメイクしてくれました!という感じで、そのことには敬意しかありません。
ありがとうありがとう。

第二章につづく・・かも?
おにおに

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