ふじPONっ

手紙は憶えているのふじPONっのレビュー・感想・評価

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
4.2
ゼヴが妻の死後、一週間喪に服したところに友人マックスが「約束を果たすときがきた」とやってくる。
ピンとこないゼヴは認知症による記憶障害があり寝ると忘れてしまう。
マックスは心得ているので手紙に書いている。そこにはアウシュビッツ収容所時代のナチス親衛隊(SS)の隊員が名前を変えてアメリカで暮らしていると書かれており、復讐を果たすのが亡妻とマックスとの約束なのだと。
その名前は「ルディ・コランダー」
ゼヴの復讐劇が今始まる。

変化球のナチス系で
ラスト○分の衝撃系
なのであまりレビューや予告を観ないで鑑賞することをオススメする。
ネタバレは控えてはいるが、まだ観てない方は以下は観ない方がいいかも。



ラストは確かに衝撃だが、それ以前に良い脚本だなと思う。
短い中にも、どんな人達が収容されていたのか、ナチス側から見たユダヤ人・その逆、銃社会が描かれている。
特に収容所にいた人の現在におけるストレスが随所に伺えるのが良い。

キーポイントはワーグナー
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