フーセンゴリラ

手紙は憶えているのフーセンゴリラのネタバレレビュー・内容・結末

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます


戦争ってのは人を狂わすんだな、って所がよく描かれてると思う。
ゼウも最後に出てきたコランダーも普通の生活を送ってたし、送りたいと思ってたし、家族に対しての愛もあるから普通の人間なんだけど、他人は殺した。
2人ともそれを悔いてるのか、どうなのかは描写が少なくてイマイチわからないんだよね。
結局、命は命では払えないし、代わりにならないから、人殺しはいけないのかもなあ。
3番目のコランダーの家で、ゼウは差別を受けるんだけど、実際は同じ?人種なのに、目に見える事だけで差別したのがなんか皮肉が効いているなと思った。

マックスはある意味、狂ってる。復讐に取り憑かれてる。全てを無にする、かつ、自分の手は汚さない、やってる事は非道なんだけど、そうなる、よな、とも思ってしまう。