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手紙は憶えているのmaricaのレビュー・感想・評価

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
5.0
おそらく2016年で1番好きな映画だと思う。なんというかナチスとユダヤ両方の悲しみというか…ここでもやっぱりあの戦争はまだまだ続いているんだなぁという印象。肌の色ではない人種差別の境界線の愚かさ、そして世界的に高齢社会になったからこそ描ける、これが普遍的になっていくのかもしれないという新しい恐ろしさ。プラマーの弾くメンデルスゾーンとワーグナーのピアノ曲が美しいからこそ物悲しさの輪郭を強調させて、なんとも言えない気持ちにさせる。
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