地球外生命体

PLAN 75の地球外生命体のレビュー・感想・評価

PLAN 75(2022年製作の映画)
3.3
これが長編デビュー作となる早川千絵監督が、是枝裕和監督が総合監修を務めたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一編として発表した短編『PLAN75』を自ら長編化。

75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された近未来の日本を舞台に、その制度に翻弄される人々の行く末を描く。

2023年・第95回アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品。

年齢による命の線引きというセンセーショナルな題材を細やかな演出とともに描き、初長編監督作にして第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品。初長編作品に与えられるカメラドールのスペシャルメンション(次点)に選ばれた。

少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度【プラン75】が国会で可決・施行され、当初は様々な議論を呼んだものの、超高齢化社会の問題解決策として世間に受け入れらた。夫と死別し、ひとり静かに暮らす78歳の角谷ミチは、ホテルの客室清掃員として働いていたが、ある日突然、高齢を理由に解雇されてしまう。住む場所も失いそうになった彼女は、【プラン75】の申請を検討し始める。一方、市役所の【プラン75】申請窓口で働くヒロムや、死を選んだお年寄りにその日が来るまでサポートするコールセンタースタッフの瑶子らは、【プラン75】という制度の在り方に疑問を抱くようになる。

★2022年カンヌ国際映画祭
特別賞【Golden Camera】
★2022年テッサロニキ国際映画祭
Bronze Alexander
Human Values Award
国際映画批評家連盟賞
★2022年QCinema国際映画祭
主演女優賞(倍賞千恵子)
美術賞
★2022年金鶏奨
国際女優賞(倍賞千恵子)
★2023年クリーブランド国際映画祭
特別賞【New Direction Competition】
★2023年フリブール国際映画祭
グランプリ
批評家賞
若手審査員賞
★2023年マレーシア国際映画祭
助演女優賞(ステファニーテレビアリアン)
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